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「カテリーナ古楽合奏団」が手にする諸楽器は死に絶えた古楽器ではない。伝統楽器として、洋の東西に生きつづけ、展開しつづけている人間味あふれた楽器なのである。したがってその音色は、特定の地域としてのヨーロッパのものでもなく、日本のものでもない。近代化の過程で歪められた音の氾濫する現代社会にあって、本来の人間性豊かな音を甦らせてくれる音、日本はもちろん世界中が、いま必要としている音楽だといえよう。彼らが演奏する楽曲は、その名に反して "古楽" ではない。楽器と同様、古楽のあり方に素材を求めての現代の音作りである。彼らの目指す "素朴で人間味あふれる"
そして"今一番新しい音楽"である。 (音楽学者:江波戸 昭) |
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